西新井駅から8分ほど歩き、賑やかな商店街を進むと、ホッケの干物が目印の『はなぶさ鮨』が見えてきます。
店名の「はなぶさ」は、ご店主の星野英樹さんの「英」という漢字の読み方から名づけたそうです。
お店の中に入るとカウンターとテーブル席が2つあり、ネタケースには旬の魚介類が並んでいます。
壁には、お客さんが描いてくれたというご店主の似顔絵が飾られていました。
出前の注文が入り、手際よく魚をさばいていきます。
そしてカラカラと音を立てて扉が開き、お客さんが来店。「あぁ、いらっしゃい!」とご店主の威勢のよい声が店内に響きます。
カウンター越しにお客さんと冗談を交わしながら、「上寿司(1,400円)」が出来上がり。中とろや鮪などの握り八貫と鉄火巻きの盛り合わせ、鮪好きにはたまりません。
こちらは、新鮮な魚海類をたっぷり味わえる「刺身盛合せ(1,500円)」。
「茶碗蒸し(大)(650円)」は、エビやイカ、穴子や銀杏などが入り、具だくさんで食べ応えがあります。
ご店主のオススメは本鮪。中でも本鮪の中とろ刺身は、ほとんどのお客さんが注文する人気の一品だとか。
お品書きの中で気になった「涙巻き」は、本ワサビを細巻きにしたもの。ワサビの鼻に抜ける辛さと鰹節の甘みがマッチして、お酒によく合いそうです。「鰹節が効いているよね。この辛さがクセになる人、多いんだよ」と常連のお客さん。
ご店主考案の創作料理も季節ごとに登場します。
「お客さんが『美味しかった』と言って、笑顔で帰ってくれるのが一番嬉しいね」と言うご店主は、物知りで気さくな人柄。一人でいらしたお客さんもご店主と話が弾み、他のお客さんも会話に加わって、いつの間にか仲良くなることも多いとか。お店にお客さんが足繁く通うのは、美味しいお寿司とご店主のあたたかなもてなしがあるからなのですね。
価格は全て税抜
はなぶさ鮨
03-3849-1491
足立区関原3-6-10(地図)
18:00~1:00
定休日 水曜
駐車場なし
※記事は2015年3月時点のものです。