西新井駅西口からすぐのところにある『きそば松月』。暖簾をくぐる前から出汁の良い香りがただよってきます。
昭和10年創業、昭和の初期から戦前戦後と経て古くから地元ともに歩んできたお蕎麦屋さんです。
店内はとてもゆったりと作られていて、テーブル席がいくつかと小座敷、奥にも25名ほどの宴会が出来る座敷があります。開店から休憩時間無しの通し営業の調理場では、三代目店主がきびきびと動き回っていました。
どっしりとした重厚な風格すら感じるお品書き看板。
お店一番人気の「鴨せいろ」。丁寧に時間をかけてとった出汁に鴨肉のコクを加えたこだわりのつけ汁は、お蕎麦との相性も最高です。「せいろ」は蕎麦湯で割ることを考えて少し濃い目で、「南ばん」は「せいろ」ほど濃くないそうです。もちろん鴨もたっぷり!とにかくリピーターが多いそうです。
こちらもお酒のお供として人気の「煮込み」。まずこれと生ビールや酒で喉を潤してから、〆で蕎麦を楽しむお客さんもいるそうで、さすが江戸っ子!なんとも下町情緒溢れています。
ほかにも「天ざる」は大きめの海老と季節の野菜2種で950円(税込)、カツ丼も自慢のぶ厚いカツと自慢のダシをベースに少し甘めな仕上がりで850円(税込)。
女性に人気なのは「カレー南ばん」だそうで、カレールーにもこだわりがあり、一度食べたらやみつきの味!
ランチ(15時まで)は日替わり丼に蕎麦かうどん、コーヒー付で800円(税込)、夜定食(17時から閉店まで)800円(税込)、その他にほろ酔いセットもあり、そのリーズナブルな価格には驚きです!
駅から近く、また西新井大師までも徒歩圏内なので、21日の大師様の日にお参りをした後、この店を訪れるのを毎月楽しみにされているお客さんもいるとか。
こちらの立派な熊手も師走の大師様の日に必ず求めるそうで、地元との親密さを感じます。
これからの季節は「鍋焼き」「鴨鍋」が特にオススメだそうで、この「鴨鍋」目当てに宴会があるほどのお店の自慢の一品です。
きそば 松月
03-3886-6416
足立区西新井栄町2-6-7(地図)
11:00~21:00
定休日 木曜日
駐車場なし
HPなし